住宅用火災警報器等の奏功事例
埼玉県南西部消防局管内(朝霞市、志木市、和光市、新座市)において、住宅用火災警報器の設置が功を奏し、火災に至らなかった、また、火災の被害が最小限に抑えられた事例を紹介します。
※すべての住宅に住宅用火災警報器を!!https://www.pref.saitama.lg.jp/a0404/jyuukeiki.html (外部サイトにリンクします)
平成19年~令和4年中(過去16年分)の奏功事例件数
埼玉県南西部消防局管内では、住宅用火災警報器の設置義務化から令和4年末までに奏功事例が62件ありました。このうち、居住者が警報音に気付いたものが35件、近隣住民等が気付いたものが27件となっています。
件数の内訳 | 感知器の作動箇所 | 計 | |||
寝 室 | 階段・廊下 | 台 所 | その他の居室 | ||
火災に至らなかったもの | 1件 | 0件 | 38件 | 6件 | 45件 |
ぼや火災にとどまったもの | 3件 | 2件 | 3件 | 9件 | 17件 |
奏功事例の約7割が台所に設置した感知器の作動によるものとなっています。また、その他の居室は、喫煙習慣のある部屋や電気機器が置いてある部屋などとなっています。
令和4年中及び令和5年現在の奏功事例の紹介
№7
発生年月:令和5年6月
建物の用途:共同住宅(2/0)
事例概要: 鍋に火をかけたままその場を離れたことにより鍋から出火、居室に設置されている住宅用火災警報器が作動、警報音に気づいた家人が屋外に設置されている粉末消火器で消し止め、収容物のみの焼損にとどまった。
№6
発生年月:令和5年6月
建物の用途:共同住宅(3/0)
事例概要: 鍋の空だきによる煙で台所に設置されている住宅用火災警報器が作動、警報音とにおいに気づいた上階の住民が119番通報を行ったことにより火災に至らなかった。
№5
発生年月:令和4年12月
建物の用途:共同住宅(3/0)
事例概要: 鍋の空だきによる煙で台所に設置されている住宅用火災警報器が作動、警報音と換気扇や窓から出ている煙を発見した近隣住民が家人に知らせたことにより火災に至らなかった。
№4
発生年月:令和4年5月
建物の用途:専用住宅(2/0)
事例概要: 石油ストーブからの出火で台所に設置されている住宅用火災警報器が作動、警報音に気づいた近隣住民が119番通報を行い、収容物、内壁及び天井若干の焼損にとどまった。
№3
発生年月:令和4年3月
建物の用途:共同住宅(2/0)
事例概要: 居室でたばこを吸いながら寝込んだことにより出火、居室に設置されている住宅用火災警報器が作動し、警報音に気づいた近隣住民が119番通報を行い、収容物と床面若干の焼損にとどまった。
№2
発生年月:令和4年2月
建物の用途:専用住宅(2/0)
事例概要: 居室に設置されている住宅用火災警報器の警報音と、換気扇から出ている煙を発見した近隣住民が119番通報を行い火災に至らなかった。
№1
発生年月:令和4年1月
建物の用途:共同住宅(5/0)
事例概要: 鍋の空だきによる煙で居室に設置されている住宅用火災警報器が作動、警報音に気づいた近隣住民が119番通報を行い火災に至らなかった。
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