手指消毒用アルコールの火災危険
新型コロナウイルス感染防止対策として日常的に使用されている消毒用アルコールは、濃度によって消防法に定める危険物に該当するものもあります。
現在では、様々な製品が流通しており、その危険性や安全対策を検証するため、燃焼実験を行いました。
(実験場所:和光消防署訓練棟内)
【使用試験体】
実験1 試験体をオイルパンに広げ着火
いずれも、しっかりと確認できる程の高さまで燃え上がり、特に、危険物に該当する約71重量%液体は熱量も大きく室内全体の温度の上昇が感じられた。
実験2 ろうそくの炎に試験体を吹きかける
※50㎝の高さから噴射
ろうそくの炎は消えることなく、アルコールに着火し燃焼を続けた。特に、約70重量%液体は手元まで炎が上がった。
結果
手指消毒用アルコール製品は、危険物に該当しないものでも小さな火源で容易に着火し、火災予防上危険であることを改めて確認できました。
消毒用アルコールの安全な取扱いについては、広く周知されているところですが、再度、安全な使用方法等を確認して、火災予防に十分注意してください。
消毒用アルコールの安全な取扱い等について、詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.kennanseibu119.jp/firedepartment/emergency/cat8/cat3/post_54.html
飛沫防止用シート・消毒用アルコールの火災予防について、詳しくはこちらをご覧く
ださい。
https://www.kennanseibu119.jp/firedepartment/emergency/cat8/cat3/post_59.html
このページに関するお問い合わせ先
部署名:消防局 予防課
電話番号:048-460-0121