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朝霞地区一部事務組合 埼玉県南西部消防本部
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リチウムイオン電池からの火災にご注意を!!

リチウムイオン電池の種類             

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円筒型(標準的サイズ)   円筒型(特殊サイズ)       ラミネート型

 リチウムイオン電池は、小型・軽量・高容量が特長で、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、携帯型ゲーム機など、様々な製品に使用されていますが、充電中や機器の使用中に出火する事例が増加しています。以下のことに十分注意してください。

出火防止対策

●充電する時は、必ず専用アダプタ・電源コードを使用する。                     
●自動充電停止機能等がないものは、定められた充電時間を守る。                 
●長期間使用しない時は、電池残量を半分以上残した状態で保管する。               
●高温になる場所に放置しない。                                
●落下等で大きな衝撃を加えないよう、丁寧に取り扱う。                     
●性能の落ちた電池を使用しない。                               
●電池を捨てる時は、家電量販店、ホームセンター及び携帯電話ショップ等の回収ボックス(リサイクル)を利用する。 

リチウムイオン電池が出火する前兆

●リチウムイオン電池が膨らんできた。                            
●電気機器使用時に異音又は異臭がする。                             
●電気機器の使用時間が短くなった。                              
●充電が最後までできない。                                 
●充電中に電池が異常に熱くなる。  

リチウムイオン電池の火災事例 

【 事例1 】                                             
 付属品と異なる電圧の高い充電器(ACアダプタ)を使用したため出火した。       
☆ 解説 ☆                                            
 4Vで充電する機器を、8V等の高い電圧で充電してしまうと、過電流状態となり、火災の原因となります。電池にCIDなどの安全装置が備わっているものであれば、通電を遮断し、火災発生リスクを下げることが出来ますので、PSEマークの表示がある安全性を満たした製品をお使いください。

PSEマーク.jpg

【 事例2 】                                          
 1年間使用していなかったリチウムイオン電池を充電した際に出火した。
☆ 解説 ☆                                           
 長期間使用していなかったリチウムイオン電池は、過放電が起こることがあり、電池内部の電極帯が劣化してしまいます。劣化が進んだ電池に電気を流すと発熱して、可燃性ガスが発生し、短絡の火花で着火して火災に至ることがあります。

【事例3】
 モバイルバッテリーを長時間充電したことにより出火した。
☆ 解説 ☆
 リチウムイオン電池が過充電により熱暴走が発生し、出火する恐れがあるため、必ず使用上の注意をよく読みになりご使用ください。

【事例4】
 電動工具用の汎用リチウムイオンバッテリーを充電していたところ出火する。
☆ 解説 ☆
 互換性のある非純正のバッテリーで、インターネットなどで販売されている比較的安価で購入しやすい海外製品は、国内規格の安全装置が装着されていない恐れがあり、充電中に発火することがあります。

【事例5】
 電動アシスト自転車のリコール対象バッテリーから出火した。

☆ 解説 ☆
 電池パックの不都合等により、発火に至る可能性がありますので、リコール情報を確認しましょう。対象品の場合は、所定の対応方法を行ってください。
リコール情報サイトトップページ|消費者庁 

【事例6】
 モバイルバッテリーを高温の車の中に、長時間放置したことにより出火した。

☆ 解説 ☆
 炎天下の車の中で、特に直射日光が当たるダッシュボードにモバイルバッテリーを置いたままにすると、暑くなって変形が始まり煙が出はじめ最後は、爆発とともに大きな炎が上がる可能性があります。
 リチウムイオン電池は、高温に弱く、適切な温度管理が重要です。 車内は夏場になると、簡単に50度を超える高温になり、長時間放置されると、電池が劣化し、爆発や発火のリスクが高まります。

関連ページ  

nite 独立行政法人 製品評価技術基盤機構ホームページ

一般社団法人JBRCホームページ

モバイル・リサイクル・ネットワーク

東京消防庁報道発表資料

このページに関するお問い合わせ先

部署名:消防局 予防課
電話番号:048-460-0121