~ガストーチによる火災事故に御注意を~
ガストーチとは

ガストーチは、キャンプやバーベキューでの火おこしといったアウトドア用だけでなく、あぶり料理用の調理器具としても人気があり、近年広く使われるようになっています。
ガストーチでの火災事故が増加
ガストーチによる火災事故は、全国的にも令和2年度以降に事故が増加し、当消防局管内でも発生しています。
特に製品の不具合による事故が多くなっています。
ガストーチの現状と事故の傾向
●公的な規格がないため、輸入品の中には不安全な製品も流通している。 |
●インターネットショップや個人間取引で購入されたガストーチでは、 販売店や輸入事業者が不明な場合がある。 |
●海外製品(輸入品)での火災事故が増えている。 |
ガストーチによる火災事例
事例 | ●ガストーチで食品をあぶっていたら、突然本体が炎に包まれ、ガストーチを放り投げたことで、付近が焼損した。 |
原因 | ●ガストーチを大きく傾けたため、燃料が液体のまま噴出して異常燃焼したと推定 |
事例 | ●ガストーチを使用中に接続部から突然出火した。 |
原因 | ●Oリングの寸法が合っていないため、生じた隙間からガスが漏れたと推定 |
事例 | ●ガストーチを使用中に火力調整ダイヤルから突然出火した。 |
原因 | ●Oリングの外径が小さいためガスが漏れたと推定 |
Oリングとは・・・ガス漏れを防ぐ目的でカセットボンベとの接続部にOリングを使用しています。
危ないガストーチとは
●使うカセットボンベが指定されていない。
ガストーチと接続するカセットボンベは指定されているもの同士でなければなりません。使用するカセットボンベが指定されていないガストーチは使用しないでください。
●使い方が理解できる取扱説明書がついていない。
海外製品が日本で販売される場合でも、正しい日本語の取扱説明書がついていることは必須です。安全を確保するための十分な内容がきちんと書かれているかよく読んでください。
●万一事故が起きた時に対応してくれる国内の連絡先電話番号がわからない。
日本国内で事故が発生した時に、きちんと対応してくれる会社の電話番号の記載がない場合は危険です。事故発生時に責任を負って対応してくれる会社の電話番号が記載されているか確認してください。
※ 使用前にガス漏れの音や臭いがする製品は、使わないでください。
ガストーチでの火災を起こさないために
●ガストーチのリコール情報を確認しましょう。対象品の場合は、ガストーチを使用せず所定の対応方法を行ってください。 |
●購入時には、製造事業者や輸入事業者、販売事業者などの連絡先を確認する。 |
●大きく傾けて異常燃焼が生じた場合、直ちに立てた状態に戻す。また、点火は立てた状態で行う。 |
●必ず、使用前に機器の点検を行う。 ・カセットボンベとの接続部やバーナー部に汚れなどが付着していないか ・カセットボンベは適切に装着されているか ・カセットボンベ装着後にガス漏れによる異音・異臭はしないか |
このページに関するお問い合わせ先
部署名:消防局 予防課
電話番号:048-460-0121